講談社BOOK倶楽部

513 西洋哲学史3

神崎繁/熊野純彦/鈴木泉 責任編集
定価 本体1,800円(税別)

神という絶対的な真理と人間の理性をめぐって、
多様な思索が交錯する──。
近世に呼び戻されたヘレニズム哲学。デカルト、ホッブズ、スピノザ。
そして、アリストテレス哲学の展開からヘーゲル、マルクス、ハイデガーへ。
近代へ向かう哲学史の脈動を、鮮やかにとらえた論考を収載。
また、シリーズ全4巻の人名・書名総索引を附す。

514 西洋哲学史4

神崎繁/熊野純彦/鈴木泉 責任編集
定価 本体1,800円(税別)

オッカム、ロック、ヒュームの唯名論と、
パースやホワイトヘッドの実在論。
カントの弁証論とヘーゲルの弁証法。
ラヴェッソンとベルクソン……。
多様な視角から、「哲学の現在」への道標を照射する、
シリーズ第Ⅳ巻!

520 道教の世界

菊地章太 著
定価 本体1,500円(税別)

高度な哲学的思弁と卑俗な民俗信仰の入り交じる、
矛盾と混沌に充ち満ちた不可思議な思想。
教団・経典の解説から「気」の思想、
はたまた妖怪怪異の世界にいたるまで、
複雑怪奇な道教の世界の神髄を縦横無尽に解き明かす。

521 音楽とは何か

田村和紀夫 著
定価 本体1,500円(税別)

空気の波動である音が、
時に甘美に心を溶かし、時に激しく魂を揺さぶる魔法となる。
この不可思議な音楽というものの正体を、
クラシックをはじめ、ロック、民族音楽などの多彩な音と
音楽学にとどまらない多様な視点から探究する。
すべての音楽好きに贈る、あざやかでかろやかな論考。

522 ギリシア正教 東方の智

久松英二 著
定価 本体1,600円(税別)

カトリックともプロテスタントとも異なる「もう一つのキリスト教」。
東西教会分裂の原因となった「フィリオクェ」問題、
アトス山などの修道生活で発展した独自の瞑想技法、
華麗にして深遠なるイコンの世界など、
「東」のキリスト教思想の奥義に迫る。

523 漢字の魔力

佐々木睦 著
定価 本体1,600円(税別)

福を招き、魔を除く。新しい時代の到来を告げ、
コカ・コーラを「可口可楽」と絶妙に書き表す。
この、融通無碍で摩訶不思議な漢字の世界にようこそ!
多彩な資料を渉猟する著者がガイドする、
文字が織りなすワンダーランド。

524 完全解読 フッサール『現象学の理念』

竹田青嗣 著
定価 本体1,800円(税別)

超難解哲学書を読み平げる大好評「完全解読」シリーズ。
第四弾は、主客問題を徹底的に批判することにより
認識問題に大転換をもたらした、
現象学の祖フッサール前期の代表作。
さまざまな誤解にさらされてきた現象学の根本を、
精緻な読みによって明快に解説。

525 本居宣長『古事記伝』を読む 3

神野志隆光 著
定価 本体1,700円(税別)

本居宣長の大著『古事記伝』──。
厖大・多岐にわたるその注解を、全四十四巻すべて読み通す、
画期的シリーズの第Ⅲ巻、いよいよ登場。
第Ⅲ巻は、二十一之巻から三十一之巻まで、
すなわち綏靖天皇から仲哀天皇の下巻まで。
三輪山伝説、倭建命の西征東征、
神功皇后の新羅征討などをあつかう。

526 「ひとりではいられない」症候群

オディベール,カトリーヌ 著/平野暁人 訳
定価 本体1,600円(税別)

酒・タバコ・ドラッグ。携帯・ネット・ゲーム、そして、セックス──
絶対的な孤独感から自分を守るために、
あらゆるものへの依存を余儀なくされる現代人の病理を、
豊富な臨床事例から解読し、その処方箋を提示する。

527 古代エジプト文明

大城道則 著
定価 本体1,700円(税別)

世界史の中で古代エジプト文明が果たした役割とは何か。
ミノア、ヒクソス、アッシリア、ペルシア、ギリシア、ローマ……
西洋世界の源流のひとつとしてエジプトを捉えたとき、
まったく新たな歴史像が立ち上がる。
最新の研究成果をふんだんに盛り込み、
「外」とのインタラクションという視点の下に
その興亡を描き直す、画期的試み!

528 戦前昭和の国家構想

井上寿一 著
定価 本体1,600円(税別)

関東大震災の三年後に始まった戦前昭和とは、
震災復興=国家再建の歴史だった。
社会主義、議会主義、農本主義、国家社会主義という
四つの国家構想が、勃興しては次の構想に移っていく
展開の過程として、戦前昭和を再構成する!

529 「三国志」の政治と思想

渡邉義浩 著
定価 本体1,700円(税別)

曹操の革新性の本質、諸葛亮と劉備の緊張関係、
孫呉の盛衰の基底にある力学──
史実の三国時代は、権力確立を希求する君主たちと、
儒教的思想と文化、名声を力とする「名士」がせめぎ合う、
緊迫した政治空間であった。
中国史上の大転換点として、史実の三国時代を
当代の第一人者が描ききる、
これぞ、三国志研究の決定版!

530 東シナ海文化圏

野村伸一 著
定価 本体1,800円(税別)

米を食べ、芋を植え、魚を捕る。船を家とし海を渡り、
時に交易し時に海賊と化す。女達はしっかり者の働き者で、
女性化した観音さまを信仰する。死後の世界は海の彼方にあり、
死者の魂は蝶や花となって生者の世界を訪れる──
中国、朝鮮、沖縄、台湾を一つの視野におさめ、
「東の地中海」=東シナ海をめぐる地域に通底する基層文化を、
多様な民俗現象から掘りおこす。

531 ドイツ観念論

村岡晋一 著
定価 本体1,600円(税別)

近代的思考の基礎を作った
ドイツ観念論の四人の代表的哲学者。
彼らの思想の核心には、歴史の「これから」に
おのれの身一つで踏み出す勇気と決断があった。
先達の思想を受け継ぎ、
かつ乗り越えて行くダイナミックな思想の歩みを、
これまでになく平易かつ明快に解説する。

532 「イタリア」誕生の物語

藤澤房俊 著
定価 本体1,600円(税別)

一八世紀末、イタリア半島は小国の集合体だった。
サルデーニャ王国、ジェノヴァ共和国、ヴェネツィア共和国、
モデナ公国、パルマ公国、トスカーナ大公国、教会国家、ナポリ王国、
ハプスブルク帝国領のミラノ公国……。
フランス革命の風を受け、統一国家「イタリア」の実現を目指す
「再興運動」の激しいうねり。
大国フランスとオーストリアの狭間で、
いかにして「想像の政治的共同体」は成立したのか?
明治日本にも大きな影響を与えた一大政治ドラマを活写する。

533 愛と欲望のナチズム

田野大輔 著
定価 本体1,800円(税別)

産めよ殖やせよ。
強きゲルマン人の子を大量に得るために
性の解放を謳うナチズム。
従来の定説を覆し、欲望の禁止ではなく、
解放により大衆を支配しようとした
ナチズムの「性の政治」の実態に、
豊富な原資料から光を当てる。

534 精神分析と自閉症

竹中均 著
定価 本体1,800円(税別)

永らく精神分析の「躓きの石」であった自閉症。
両者の不幸な出会いを、
フロイト思想の原点「心理学草案」に
戻ることによって解消し、
さらにはヴィトゲンシュタインの思考を媒介に、
新たな自閉症理論を構築する。

535 会社を支配するのは誰か

吉村典久 著
定価 本体1,600円(税別)

同族経営、「物言わぬ」株主と取締役、御用組合。
日本の企業風土にはびこる旧弊を乗りこえ、
グローバル・スタンダードな企業統治(コーポレート・ガバナンス)を
貫徹するべし──この通念は真なのか?
大企業が果たしてきた危機克服──社長解任という統治行為の実態、
この国の組織が育んできた伝統、そして「お手本」とされた
アメリカの事例を検証し、企業統治論のオルタナティブを探る。
日本の会社を作りあげてきたもの、
これから作りあげるものは、果たして何か?

536 義経の冒険

金沢英之 著
定価 本体1,700円(税別)

一篇の御伽草子『御曹子島渡』を手に携えて、
英雄・義経の物語をめぐる旅が始まる──。
『古事記』の大国主神話、吉備真備入唐譚、
坂上田村麻呂と悪路王、鞍馬寺の毘沙門天信仰、
陰陽道、蝦夷ヶ島などなど、
古代から近世までを縦断する義経物語の遍歴を検証し、
跡づける冒険的力作!

537 昭和のドラマトゥルギー

許光俊 著
定価 本体1,500円(税別)

混沌から空虚へ──戦後昭和期の時代精神の深部を、
劇画、歌謡曲、映画、少年小説など
〈サブカル〉ジャンルの作品の
詳細な「読み」から剔抉する本格評論。

538 子供の哲学

檜垣立哉 著
定価 本体1,500円(税別)

これまでの哲学が再三にわたって論じてきた「私」という問題。
しかしそこには、大きな見落としがあったのではないか?
産まれる、子をはらむ、産む、死んでいく、だけど誰かが残る。
こうしたことを、それ自身として真正面からとらえる。
そのための哲学が、ここからはじまる。

539 ソシュール超入門

ブーイサック,ポール 著/鷲尾翠 訳
定価 本体1,600円(税別)

『一般言語学講義』とは、
言語=システムの謎を巡る孤独な戦いの記録である。
今なお輝きを失わない現代思想の源でもある。
自然言語がもつ「恣意性/必然性」、「安定性/不安定性」、
「論理性/非論理性」などの不思議について、
ソシュール本人の問題意識に立ち戻って、
丁寧・平易・明確に記述する画期的入門書。
(解説・中沢新一)

540 ピアニストのノート

アファナシエフ,ヴァレリー 著/大野英士 訳
定価 本体1,800円(税別)

音楽とはなにか? 音楽を演奏するとはどういうことか?
沈黙と時間は音楽と、どのような関係を結ぶのか? 
人間と音楽は、どのような関係を結ぶのか?
──クラシック界の世界的鬼才ピアニストが
音楽と音楽の演奏について縦横無尽に思考をめぐらせる。
選書メチエのための書き下ろし論考!

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